空耳な歌② ジューダスプリースト
先週、空耳な歌でGipsy Kingsの「Bem Bem Maria」のことを書いたが、あのアルバムには他にも空耳な歌がたくさんある。♪医者も手が空いちゃたまんねぇな~♪というのもそのひとつ。「Djobi Djoba」という曲の冒頭からの空耳なので興味のある人は検索して頂戴。
当然、空耳な歌の宝庫としてはヘビーメタルの楽曲が欠かせない。激しいバスドラのリズムにヘビーなギターのサウンド。そして吠えるよう、時としてシャウトするボーカル。そんな歌の中で空耳が混じるのだから、ばかばかしさも半端でない。メタル愛好家たちもそんな空耳が大好きなのだ。
ヘビーメタルのバンドの中でもメタリカやアイアンメイデンと並んで空耳の宝庫なのがジューダスプリーストだろう。メタル愛好家たちにはメタルゴッドと呼ばれている彼ら名のだが、なぜか一般人にはあまり知られていない不思議なバンドである。たしかにルックスがタコ入道にしか見えないボーカルのロブが高音で歌い上げるさまは、そないにかっこいいものではないかもしれないが…。
このバンドにはまったきっかけは意外に遅く大学時代に、劇団新感線の芝居を見に行くようになってからだ。古田新太、羽野晶紀、筧利夫(そのころにはもう「第三舞台」の人という感じだったが)らの人気俳優を輩出するこの劇団は当時大ブレイク中で、なにが他の劇団と違うかというと劇中に派手なメタルの歌がかかりめちゃめちゃかっこよかったのだ。そしてほとんどの曲はジューダスプリーストだった。
この劇団の芝居を見に行くときは芝居仲間だけでなく、メタル仲間たちとも連れだって見に行くこともできたのが懐かしい。
で、ジューダスのもっとも有名な空耳はアルバム「背信の門」の中のSinnerという歌。タモリ倶楽部の空耳アワーの中で一番好きかもしれない。
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