2016年07月25日

祇園祭の思い出・・・

 先週、友人とのメシ会のため夜から京都へ。地下鉄の烏丸御池駅で降りて階段を上ると御池通。夜になってもまだまだもわっと暑い。待ち合わせの店が室町通りなので西に向かって歩き出だす。・・・と、南側の通りを見ると、祇園祭の山鉾が駒形提灯の明かりに浮かび上がっている。あれ?山鉾巡行ってもう終わったやん。あ、そうそう何年か前から祇園祭は前祭、後祭りに分かれたんやったっけ。

 私の通っていた京都の私立高校は7月15日の期末テストが終了すると、そのまま夏休みに突入した。とすると、夏休みの最初のイベントは祇園祭だったわけで、「祇園祭に行こ!」と、気になる女子を誘うということは、「この夏を一緒に過ごそう」との恋の告白と同じことを意味していた・・・気がする。ま、イケてない高校時代を送っていた私にはあんまりご縁はなかったわけだが、イケてないなりにそわそわしてこの時期をすごし、イケてない男たちで祇園祭に繰り出したりもした。もちろん、山鉾巡行なんかはどうでもよく、宵山の夜に繰り出すのだ。
 あれは3年生の夏だったと思うけど、友人のS君たちと宵山の夜に歩行者天国となった四条大橋の上でアコースティックギター一本で好きな長渕剛さんの歌なんかを歌っていたら、いつの間にかどえらい聴衆に囲まれて大盛り上がりとなったことがあった。今となったら、きっと警備の警察の方に、「人ごみの中での路上ライブは禁止です!」と怒られたりするのかもしれないけど、20年以上前はおおらかだったようで、1時間以上は大観衆の手拍子で歌っていた気がする。そもそも当時はエレキギター全盛時代でアコギで路上ライブをするようなやつもいなかった。S君はこれに味を占めて、「宵山ライブや!」といって大学時代もほぼ毎年四条大橋の上でゲリラライブを敢行していたっけ。

 先日見た後祭りの宵山は出店もなく静かなものだったけど、近所の方々が夏の始まりを慈しむようにのんびりと鉾町を歩いている姿をみると、やっぱりいいものですね。日本の夏は美しいのです。私も粽を1本買って今年1年の息災を祈ることとします。

祇園祭の思い出・・・




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Posted by すずとも at 08:30│Comments(0)その他
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