2014年01月27日
さだまさし「親父の一番長い日」
中学生にもなると、授業中に先生の話を聞くやつは誰もいなくなる。勉強がわからないとかそういう理由ではなく、なんとなくそんな年頃なのだろう。
机の上に不自然に教科書を立てて目隠しにした上で、少年ジャンプを読むやつや宮沢りえのサンタフェを眺めてるやつがいるのは当たり前で、中には早弁を授業中に食べるやつもいたし、隣りの友人と将棋をさしてるやつもいた。先生も薄々は気づいているのであるが、男子校のおおらかさであまり気にせずに授業は進められていた。もちろんおっかない先生の時には誰もそんなことはしないのだが、新任の女の先生の時なんか、やりたい放題だった気がする。
僕のお気に入りの授業時間の過ごし方は、ウォークマンを学ランの胸の内ポケットにいれて袖口からイヤホンを出し、頬杖を付く姿勢で音楽を聴くというもの。これが一番ばれない授業中の音楽の聴き方で。結構みんなもこの方法でやっていた。
その日も、英語の授業中にいつものように音楽を聴いていた僕は、運悪く教室内を巡回しながら授業を進めていた先生に見つかってしまった。その女の先生は虫の居所が悪いとウォークマンを没収してしまうことで有名だった。「こら、何してるんや!没収や!」先生は僕のウォークマンを取り上げてしまったのだが、ふと最近の中学生がどんな音楽を聴いているのか知りたくなったのか、そのイヤホンに耳をあてたのだ。そこから流れてきた音楽は、今僕の聞いていたさだまさしの「親父の一番長い日」だ。予想外の音楽に怒り心頭だった先生もあっけにとられたのだと思う。そのままになも言わずに、僕のウォークマンを返してくれた。
1曲だけで12分にも及ぶこの歌は、そんな思い出のある歌だ。
机の上に不自然に教科書を立てて目隠しにした上で、少年ジャンプを読むやつや宮沢りえのサンタフェを眺めてるやつがいるのは当たり前で、中には早弁を授業中に食べるやつもいたし、隣りの友人と将棋をさしてるやつもいた。先生も薄々は気づいているのであるが、男子校のおおらかさであまり気にせずに授業は進められていた。もちろんおっかない先生の時には誰もそんなことはしないのだが、新任の女の先生の時なんか、やりたい放題だった気がする。
僕のお気に入りの授業時間の過ごし方は、ウォークマンを学ランの胸の内ポケットにいれて袖口からイヤホンを出し、頬杖を付く姿勢で音楽を聴くというもの。これが一番ばれない授業中の音楽の聴き方で。結構みんなもこの方法でやっていた。
その日も、英語の授業中にいつものように音楽を聴いていた僕は、運悪く教室内を巡回しながら授業を進めていた先生に見つかってしまった。その女の先生は虫の居所が悪いとウォークマンを没収してしまうことで有名だった。「こら、何してるんや!没収や!」先生は僕のウォークマンを取り上げてしまったのだが、ふと最近の中学生がどんな音楽を聴いているのか知りたくなったのか、そのイヤホンに耳をあてたのだ。そこから流れてきた音楽は、今僕の聞いていたさだまさしの「親父の一番長い日」だ。予想外の音楽に怒り心頭だった先生もあっけにとられたのだと思う。そのままになも言わずに、僕のウォークマンを返してくれた。
1曲だけで12分にも及ぶこの歌は、そんな思い出のある歌だ。
Posted by すずとも at 10:07│Comments(0)
│あの時、この歌、このアルバム